学生募集

研究室の方針

学生の皆さんへ

当研究室は、2007年4月に新たにスタートをした若い研究室です。10年経ちましたが、創成期の活気があります。まだ伝統に固まっていない、自由度があります。

あまり細かいことは言いません。望んでいることは、研究へのこだわりと科学への真摯な態度です。自分が取り組もうとする研究について、その歴史的経緯を学びましょう。何故、それを研究する意義があるのか、自分は何を明らかにしようとしているのか、それが明らかになったら世の中はどう変わるのか。

自分が取り組んでいることに、とことん集中するミクロの眼を育てることは大切です。その一方で、サイエンスという大きな世界の中で、自分が成し遂げようとしていることは、どのあたりに位置するのか、というマクロの眼も兼ね備えた研究者を養成したいと考えています。

実験操作ひとつにしても、何故それを行うのか?それで何がわかるのか?常に考え、理解しながら実験することを目指します。失敗上等!失敗から学べることはたくさんあります。研究室に来たばかりの頃は、失敗続きだった学生さんがいつの間にかスキルアップしているのをしばしば目の当たりにします。

研究成果をまとめることにも、こだわります。研究者としてだけでなく、社会に出た時、あらゆる場面で「まとめる力」は要求されます。学生さんには、積極的に学会発表や論文投稿を勧めています。学会発表を機に、飛躍的に研究者としての実力が伸びた学生さんもいます。

ディスカッションはいつでも歓迎します。かかってきなさい、若人よ!

蛇足ですが、研究というのは結果が出れば華やかですが、それまでは地味な作業の繰り返しが多いものです。苦しいときも粘り強くやり続けることが、華やかな成果につながります。続けようと努力する人、当研究室はそういう人たちを応援します。


学部等の名称について

「熊本大学薬学部」のほか、「薬学教育部」「生命科学研究部」などたくさんの名称があり、わかりづらいかもしれません。これは、学部学生、大学院生にとっての組織の名称と教員組織の名称がそれぞれ異なるためです。4年制および6年制の学部学生にとっては「熊本大学薬学部」となります。

大学院生にとっては「熊本大学大学院薬学教育部」となります。教員組織としては「熊本大学大学院生命科学研究部」となります。

Page Top