研究内容

タンパク質工学で環境に貢献する

~抗体分子の工学的応用へ向けて~

一本鎖抗体の工学的応用を目指した研究も行っています。ダイオキシン類やPCB類は水や大気、海洋、食品等に広く含まれる環境汚染物質です。発がん性や胎児の奇形を引き起こす原因となることが動物実験から明らかにされています。環境ホルモンとしても、微量でも作用することが知られており、生態系への影響が問題となっています。ダイオキシンやPCBは特定の化学構造を持つ物質の総称であり、その微妙な化学構造の違いにより毒性や生態系への影響の強さも変わります。そのため、どのような化学構造を持ったPCBやダイオキシンがどの程度食品や環境等に含まれているかを知ることは重要です。化学構造の違いが微妙な物質を見分け、その濃度を測定することは難しいのが現状です。そこで、私たちは特定の物質のみを見分け、その濃度を測る道具として、抗体を利用したセンサー素子の開発を行っています。

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PCBの化学構造 (一部のみを例示)
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